このタイトルを見て 「コイツ、とうとう書いたかぁ~」 と思われる方いらっしゃるかと(笑)
私は子供の頃から歴史大好き!
それに付随して、城・石垣・神社仏閣・仏像・日本刀・神楽など 日本の歴史的なもの、伝統に関するものが大好きなんです。 「職人の技」「伝統」「美」にどうしようもなく惹かれるのです。 数年前から「歴史好き」を公言しても なんとなく受け入れてもらえてるような感じになりましたが それまでは隠れキリシタンのように隠していました。
ほぼドン引きされるので・・・ でもこの数年の間に「歴女」「刀剣女子」なんて言葉も生まれ 歴史番組や日本刀を紹介する番組も増えました。 「お刀女子会」なる刀剣鑑賞会もあるのです! これらは↓ほんの一部。 画像にしても良さそうな綺麗なものを選びました。 見ているだけで心が洗われ、なんだか浄化されたかのよう・・・
さて、タイトルの「日本刀とクローブ精油(丁子)」
なんじゃらほい?ですよね~
日本刀のお手入れに必要なものとして
「御刀手入れ油」というものがあります。 現代では鉱物油やシリコンベースのものが使われている事が多いのですが
愛好家は昔ながらの手入れ油を使われるのだそう。
この油、椿油がベースなのですが、 なんと!クローブ精油をブレンドしたものなんだそうです。 注目してほしいのは「クローブ油」ではなく「クローブ精油」であること。 専門書や文献には油ではなく「精油」と書かれているようです。
精油というのは水蒸気蒸留法や圧搾法で抽出された油のこと。
江戸時代に精油? 精油はハーブと共に明治以降にに日本に入ってきたんじゃなかったっけ?
と思いましたが、寛文12年頃(西暦1672年ころ)に ”当時の長崎奉行がオランダ通詞に製造技法として学ばせ、堺の商人が これを商用として引き継ぎ、6軒ほどの独占商業者が存在した” のだそうです。
フレッシュなクローブの実を圧搾したんだとは思いますが 水蒸気蒸留法は「桶狭間の戦い」の一年前には日本でも使われていましたからね。 当時のクローブ精油がどの抽出法で作られたものなのかが不明なのは残念なことです。 なぜ、クローブ精油が使われたのか?
クローブ精油に何を期待したのか??
それは、揮発性と薬効なんだそうですよ!!
おおー!
椿油だけでは粘度が高く細部に行き届かず、 長期間使っていると被膜に変化が起きる。
そこで精油の揮発性が求められたのだそう。
寒暖の影響下での粘度の調整や、安易なふき取りなど クローブ精油が手入れ油自体の能力を向上させたのだそうです。 そして薬効。
カビや細菌の発生を抑制したり
ゴキブリ除けを期待されてたのだそうです。
ちなみに鎧など武具には、これまたクローブが 「香」として焚きしめられていたのだそうですよ。 ほほーう! 昔の人って凄いね!!
メディカルアロマで成分を習うと
”クローブ=強力な麻酔作用” この強力な麻酔作用を刀に、武具に・・・
と思うと、ちょっと背中がヒンヤリしたようになります。 でも、なんだかね~
嬉しくなりますよね、歴史とアロマ好きには(笑) こういう話たまらん♡
プラナロムのクローブ精油。 私はギックリ腰になった時
無性に歯が痛くて眠れない時
などによく使います。 むかーし、歯が痛いときに 「今治水」という物を救急箱から出して使った方、いらっしゃるかと。
あれもクローブ、丁子油です。
「いま、治る、水」というネーミングからも
強力な麻酔作用がうかがえます。 あと、私は香りを作るときに隠し味的な感覚で使ったりもします。
この香りにもクローブ精油を使っていますよ♪
オリジナルアロマ商品 【Attractive】オードパルファム
好きなことを書く時って、指がすごく早く動きますねえ。
好きなこと×2ですから。
今日のブログは歴代最短記録で書けたかも(笑)
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